なぜ学校では『レモン石けん』だったのか? [雑貨]
ぼんくらオヤジが小学生だった頃、学校の手洗い場に行くと、蛇口からみかん用のネットがぶら下がっていて、中に丸く黄色い石けんが入っていた。使うと、泡立ちはそれほどでもないけどしっかり洗えて、手にはうっすらとレモンのような香りが残った。うがいと手洗いは当時も励行されていたから、この石けんは正に生活の一部だった。
やがて中学生になり、新築された校舎に移ると、洗い場にレモン石けんの姿はなく、代わりに緑色の液体の入った容器が備え付けられていた。
それから数十年が経ち、我が子の授業参観で小学校を訪ねたぼんくらオヤジは驚いた。ネットこそ専用のものになっていたけど、あの懐かしいレモン石けんが洗い場の蛇口にぶら下がっていたのだ。先生に聞くと、
「さぁて、いつ頃からでしたかねぇ~。思い出せないぐらいだから10年以上は経ってるんじゃないですかねぇ、レモン石けんに戻ってから」
とのこと。レモン石けんは意外に早く復権していたのだ。
なぜ学校ではレモン石けんが重宝されているんだろうか? そんな素朴な疑問が湧いて調べてみたんだけど、諸説あって決定的な理由は見つけることができなかった。
最も有力なのが単価の安さだ。納入価格のバラツキを考慮しても、1個あたりの単価は30~40円。標準的な固形石けんの3~4分の1のコストだ。おまけになかなか減らないときているから2度美味しいのだ。
ある引退した先生のお話では、子供たちが手を洗ったかどうかが手の臭いを嗅げば分かったので大変便利だったとか。手洗いの指導に際してシトラスの香りが役に立ったのだ。
1946年からレモン石けんを製造しているカネヨ石鹸は、愛らしい形とフルーツの香りが特に子どもたちに喜ばれたことが学校に普及した理由だったとしている。
単に納入品目の変更をしていないお役所仕事の結果だといううがった見方もあるけど、これは一時的であれ液体石鹸に変わった経緯をみても説得力に欠ける。
おそらくは先の理由が複合した結果なんだろうけど、ボクらがそうであるように、きっとボクらの子供たちも大人になってレモン石けんを懐かしがるだろうと思うと、なんか嬉しくない?
やがて中学生になり、新築された校舎に移ると、洗い場にレモン石けんの姿はなく、代わりに緑色の液体の入った容器が備え付けられていた。
それから数十年が経ち、我が子の授業参観で小学校を訪ねたぼんくらオヤジは驚いた。ネットこそ専用のものになっていたけど、あの懐かしいレモン石けんが洗い場の蛇口にぶら下がっていたのだ。先生に聞くと、
「さぁて、いつ頃からでしたかねぇ~。思い出せないぐらいだから10年以上は経ってるんじゃないですかねぇ、レモン石けんに戻ってから」
とのこと。レモン石けんは意外に早く復権していたのだ。
なぜ学校ではレモン石けんが重宝されているんだろうか? そんな素朴な疑問が湧いて調べてみたんだけど、諸説あって決定的な理由は見つけることができなかった。
最も有力なのが単価の安さだ。納入価格のバラツキを考慮しても、1個あたりの単価は30~40円。標準的な固形石けんの3~4分の1のコストだ。おまけになかなか減らないときているから2度美味しいのだ。
ある引退した先生のお話では、子供たちが手を洗ったかどうかが手の臭いを嗅げば分かったので大変便利だったとか。手洗いの指導に際してシトラスの香りが役に立ったのだ。
1946年からレモン石けんを製造しているカネヨ石鹸は、愛らしい形とフルーツの香りが特に子どもたちに喜ばれたことが学校に普及した理由だったとしている。
単に納入品目の変更をしていないお役所仕事の結果だといううがった見方もあるけど、これは一時的であれ液体石鹸に変わった経緯をみても説得力に欠ける。
おそらくは先の理由が複合した結果なんだろうけど、ボクらがそうであるように、きっとボクらの子供たちも大人になってレモン石けんを懐かしがるだろうと思うと、なんか嬉しくない?
こんにちは、
コメントの前にポチっと、ポチっと…ポチっと(笑)
私の処はレモン石鹸ではなく、
白い石鹸がみかん用ネットに入って
ぶら下がってました。
子供に聞いても白い石鹸だったと…
しかも、ネットではなく石鹸が置かれていたようです。
ぼんくら少年の処、短期間でも液体石鹸になった事凄いですね。
で、大変申し訳ありませんでした。
「ペコちゃんとポコちゃんの秘密を探る」のコメント欄です。(汗)
by 牛子 (2009-08-04 17:15)
あ"ー分かった分かったぁ(笑)、牛子さん、済みませんねぇ!
慌てて見てきました…牛子さんのスケベっ(爆笑)
北海道なだけに牛乳石鹸でも使ってたんですかね(大真面目)
今もそうなんでしょうか? 興味津々です♪
中学で液体石けんになった時は感動しましたよー
「嗚呼、オレらも文明社会の仲間入りをしたんだ(T-T)」って。
(安上がりな感動だなぁ^^;)
by ぼんくらオヤジ (2009-08-04 18:16)
え~!
嘘だ~!
中学時代もレモン石鹸でしたよ(・・;
田舎だけ?
by ばぁちゃん (2009-08-04 20:36)
こんばんは! はじめまして!
田舎おやじと申します。
いつも懐かしく、楽しく拝見しております。
懐かしい話題にただただ驚いています。
忘れていたことを思い出しています。
これからも楽しませてくださいね(^。^)y-.。o○
by 田舎おやじ (2009-08-04 20:57)
紙石鹸って覚えてます?
by Mineosaurus (2009-08-04 21:04)
ばぁちゃんさん、
え~コホン…、やぁ~い田舎っぺぇ~~~え
by ぼんくらオヤジ (2009-08-04 21:08)
田舎おやじさん、
↑の騒ぎは正真正銘の田舎モン同士のバトルなので
気にしないでくださいな(^^;;;
時にいらっしゃ~い。
こんなブログでもお役に立てば幸いです。
どうかよろしくお願いします♪
by ぼんくらオヤジ (2009-08-04 21:12)
Mineosaurusさん、紙石けんのことはよく覚えていますよ♪
紙石けんは値段も手頃な上にユニセックスなアイテムでも
あったので結構、流行りましたよね!
このブログでも取り上げたことがありますので、おひまをみて
是非、ご覧ください♪ URLは次の通りです。
http://bonkura-oyaji.blog.so-net.ne.jp/2009-07-19
by ぼんくらオヤジ (2009-08-04 21:18)
わかります、私も小学校でレモン石鹸使っていたと思います(本当ははるか昔でよく覚えていないのですが、レモン石鹸は家にはなかったので学校だったに違いない)
ネットに入って水道の蛇口にぶら下がっていましたが、時々砂粒が石鹸に着いていたりして。
しかし、毎度のことですがぼんくらオヤジさん、こんなネタどうやってひねり出すのでしょう?
まだアメリカンクラッカーやシーモンキー、ボウリングはわかります。
昭和のことをWebで調べればこれらの単語が出てきそうですからね。
しかし、レモン石鹸が出てくるのはすごい!
言われればなるほど、と思いますが自分の頭からはどうやっても出てこないです。
三丁目の夕日第三作の小物ディレクターに推薦します。
(あれはもう少し時代設定が前ですが)
by スクムビット (2009-08-04 21:31)
スクムビットさん、そーでした!
砂がジャリジャリ付いていたり、
墨汁で黒ずんでいたり、
ご飯粒や絵の具の固まりがくっついていたり、
お世辞にも衛生的とは言えませんでしたね(笑)
ぼんくらの世代は何から何まで中途半端で、
映画でいうと『三丁目の夕日』と『20世紀少年』の
ちょうど中間に位置するんです。まあ厳密には
西岸良平の描く世界は記憶にあるけど、
自分のアイデンティティは浦沢直樹に属してるって
感じでしょうか。だから、映画『20世紀少年』の
少年たちの髪型には文句が言いたくなるんです。
ドラマで「時代考証」の仕事があるじゃないですか。
1度でいいから、ああいうのがやりたいですよねぇ♪
by ぼんくらオヤジ (2009-08-04 21:44)
普通の石鹸が赤いミカンネットに入ってぶら下がってるのを使ってました。
途中から、ネットじゃなくて石鹸用の皿に変わり、
少なくなると新しいやつに貼り付ける感じで使ってた記憶があります。
by みおのとおちゃん (2009-08-04 22:34)
あ、みおのとおちゃん、凄い情報ありがとうございます♪
ってのは、同じく北海道の牛子さんから同様の情報を
頂いたもんですから。北海道はネットから石けん皿に
シフトしたのかもしれませんねぇ! 石けんも白かった
ですか?
by ぼんくらオヤジ (2009-08-04 22:58)
そうそう!! レモン石鹸で手を洗って・・・・
そのまま水を飲んでました♪ ヾ(^▼^*)ノ
by ダー (2009-08-05 08:14)
次男の小学校(熊本市内)も、レモン石鹸でした!
長男は福岡市内の小学校卒業ですが・・・・
みどりの液体だったような気がします。
マッ~ 息子たちは真面目に洗っていたかは・・・
わかりません! 笑
by 空楽 (2009-08-05 10:48)
うちの学校もレモン石けんだったな
ってことは全国の学校の石けんをひとつの
メーカー石けんにしてたのかな
そのわりにカネヨ石けんって業者、聞いたこと
ないんだけどな
by 釣られクマ (2009-08-05 12:25)
ダーさん、あのシステムって、たしかに便利でしたねぇ(^^)
衛生面はさておいて(笑)
by ぼんくらオヤジ (2009-08-05 14:43)
空楽さん、今の熊本でレモン石けんですか! ご長男は液体石けん!!
すげぇ、熊本は石けんパラダイスだぁ(祭)!!!
えー、情報ありがとうございます。北と南では正反対の状況なんですねぇ。
面白いなぁ♪
by ぼんくらオヤジ (2009-08-05 14:49)
釣られクマさん、カネヨ石鹸(株)は昭和8年創業の石鹸メーカーで、
本社は東京にあります。昭和9年に発売された『カネヨクレンザー』は
現在でもクレンザーの代表格です。スーパーで改めてご覧になると
「あ、なんだ! これかよっ」
って思われるかもしれません。ぼんくら一家では『フキンソープ』を
使ってます♪
by ぼんくらオヤジ (2009-08-05 14:58)
石鹸の色が思い出せない……すっかりもうろくしてます。
緑の液体の石鹸は覚えてます。
でも手とかあんまり洗わず平気だったなぁ。
by ねこのこね (2009-08-05 15:31)
ははは、ねこのこねさん、
どうやら先のコメントで空楽母さんが心配していたことは
当たってるのかもしれませんね(^^)
ぼんくらは綺麗好きでもなかったくせに手は洗ってました。
石けんの匂いが大好きだったんです♪
by ぼんくらオヤジ (2009-08-05 17:33)
>石けんも白かったですか?
真っ白か白っぽい肌色系だったと思います。
by みおのとおちゃん (2009-08-05 22:19)
みおのとおちゃん、ありがとうございます!
やっぱ白だ! 北海道は立派に個性があったぜっ(感動)
by ぼんくらオヤジ (2009-08-06 00:14)
あれは、
安い石鹸を作るための油脂は安い油脂を使うので、臭いもきつい。
その臭い消しに強いレモンの臭いをつけているんですよ。
で、原材料というのは、まあ、その辺はいいか。
by おにょ (2009-10-21 13:44)
@おにょさん、ローマ時代は人のオシッコを発酵させて毛織物を洗っていたそうですね。原材料は知らないほうがいいんでしょうか(笑)
by ぼんくらオヤジ (2009-10-21 17:43)
レモン石鹸は入浴から手洗いまで使える神石鹸 by 20代女性
by 名嘉誼絢彦 (2017-11-17 19:39)