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本日休業~ [その他]

ごめんちゃい.jpg 本日は幼馴染み同士という不届きな友人夫婦が、もっと怪しからんことに実家に子どもたちを置いて名古屋に遊びに来て、さらにあろうことかぼんくら夫婦が彼らの招き猫&蚊遣りブタ仕入れツアーの案内に駆り出されることと相成りました。というわけで本日は急遽お休みします^^; 明日は平常営業となりますので、どうかよろしくお願いします[ドコモポイント]



■GW特別上映 "Mrs.Sazae - Masuo Never Die!" 劇場予告編■

http://www.youtube.com/watch?v=3jVamdcZ2cY&feature=related



■同時上映 "実写版 ドラえもん" オープニング ちょっとだけよ♪■

http://www.youtube.com/watch?v=4l4HddmG5kI&feature=related




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ツチノコ [その他]

ツチノコ1.jpg 時は昭和48年(1973)、世の中が変動相場制への移行とオイルショックで大揺れに揺れている最中に、ぼんくら少年の母はトイレットペーパーを求めて近隣のスーパーを走り回り、ぼんくら少年をはじめとする悪ガキ隊は公園の植え込みや空き地を血まなこになって覗き回っていた。方々に散って虫取り網の柄で雑草の茂みを突っついては集まり、
「みっけたら30万円、山分けだからなっ」
 なんぞと訳の分からない会話を交わしては、また散っていく。この頃に少年少女だった人ならすぐにピンと来るんじゃないかな。そうそう、探していたのは幻のヘビ『ツチノコ』なんでありました。
 前年の昭和47年(1972)に作家の田辺聖子が『すべってころんで』という小説で、ツチノコ捕獲に生涯を賭ける男を描いたのがきっかけで一躍脚光を浴びることになったんだけど、自身がツチノコに出くわしたという漫画家の矢口高雄が『幻の怪蛇バチヘビ』を発表してからというものは、大人も子どもも巻き込んでのツチノコ騒動へと発展していた。
ツチノコ3.jpg ところでツチノコを「土の子」と思っている人が意外にいるみたいだけど、これは間違いだよ。槌に似てるからツチノコ、だからね。もっともツチノコは元来、西日本で使われていた方言で、東北ではバチヘビと呼ばれていた。他にももノヅチ、タテクリカエシ、ツチンボ、ツチヘビ、ツチコロビ等々、全国で40以上の呼称が確認されている。
「え、ツチノコって田辺聖子の創作じゃなかったの?」
 って思ってたのなら、それも間違い。なんと古事記や日本書紀にもカヤノヒメという草の神の化身として登場しているし、縄文時代の土器(長野県茅野市尖石考古館蔵)にもそれらしい意匠が描かれてるんだよ。近世に入ってからも、江戸時代の百科事典である和漢三才図会にも『野槌蛇』として紹介されてるし、ツチノコは大昔から日本人の心に刻み込まれてきた生き物だったんだ。
 ツチノコの特徴は、何といっても胴体の中央部が膨れていることだよね。他にも怪獣図鑑並みにデータがあるよ。
ツチノコ2.jpg◎2メートル以上のジャンプ力がある(10メートルという説も有)
◎日本酒が大好物(ウワバミかっ)
◎「チィ~」という鳴き声をあげる
◎シャクトリムシのように胴体を屈伸させて前進する
◎尻尾を咥えて体を輪っかにして転がる(やっぱり怪獣じゃん^^;)
◎眠るとイビキをかく
◎味噌やスルメ、髪の毛を焼いた臭いが大好き
 こんな蛇がご近所や自宅の庭にいたら即、最寄りの保健所かテレビ局に連絡してね。30万円もらえるかも(笑)。
 それにしても、なんで30万円もらえることになっちゃったのかな? 今の金銭感覚でいうと100万円ぐらいだろうから賞金としちゃ納得の金額なんだけど、当時の資料をいくら漁ってもこんな懸賞をかけたスポンサーが見あたらない。西武グループの名が具体的に書かれている資料もあるんだけど、これも伝聞の域を出ていないし。もしかすると、これもブームが生み出したデマのひとつなのかもね。
 現在ではツチノコの聖地(日本で最も目撃証言が多い地域)とされる岐阜県の東白川村で行われる『つちのこフェスタ』で捕獲賞金がかけられてるよ。今年は5月3日の午前9時から中川原水辺公園でスタートするよ。賞金は1,210,000円也。ヒマがあったら行ってみれば?
「んなの、ネズミかなんかを呑み込んだフツーのヘビでしょーが!」
 そう思うのも無理はないけど、あながちデマとは言い切れないところもツチノコ伝説の奥深いところだ。
 かつてフジテレビの『奇跡体験アンビリバボー』でも紹介されたことがあるんだけど、第2次大戦中に日本軍が捕獲(場所不明)し、研究所で飼育されていたという話があるんだよね。死後に解剖が行われて、毒の成分から「ニホンマムシの亜種」と結論づけられたそうだ。原資料が発見されれば、これは面白いことになるんだけどねぇ!
ツチノコ4.jpg 近年では、平成19年(2007)に山形県最上郡大蔵村の牧場の干し草からツチノコによく似たヘビの死骸が発見されて話題になった。日本蛇族学術研究所によると、干し草がオーストラリア産だったことからデスアダーという毒ヘビではないかということなんだけど、ブーム後40年近くを経た今でも、ツチノコの目撃証言は跡を絶たない。
 話は、ぼんくら少年悪ガキ隊に戻るけど、結果、ツチノコはついに姿を現さなかった。でもね、世田谷の住宅密集地にもヘビは意外にいることが分かってね、以来、空き地の茂みに無造作に飛び込むことは無くなったよ(笑)。



■大森でツチノコ発見!?■

http://www.youtube.com/watch?v=PqmZV01SLr8



■東白川村つちのこフェスタ捜索隊のシュプレヒコール■

http://www.youtube.com/watch?v=YYEEkjfunog



■ダイソーの「ツチノコのミイラ」 買ってみようかな♪■

http://www.youtube.com/watch?v=M6fJqvRf3Po


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丸型ポスト [その他]

丸型ポスト1.jpg「昭和の光景を思い出してみてください。どんなものが浮かんできましたか」 って質問すると、まず間違いなく登場するのが『丸型ポスト』だ。赤い円筒形のポストといえば分かるよね。
 でもね、これって昭和どころか明治34年(1901)に登場してるんだよ。ビックリだね! 初代は試験設置で、明治41年(1908)に差し出し口が雨よけのために回転式(仕組みの詳細不明)になっているポストが正式にデビューを果たした。ところが可動部分が壊れやすく、大正元年(1912)には回転式を諦めて単に雨よけ用のひさしを付けた丸型庇(ひさし)付ポストに切り替えられることになった。現在の丸型ポストはこうして完成したんだよ。
 材質は鋳鉄(鋳物)だけど、第2次大戦中は鉄の不足でコンクリート製のものが作られたこともある。それから台座となる根石に使用されているのは花崗岩だ。
 戦後の昭和24年(1949)には最終型が登場し、後継の角型が登場した昭和45年(1970)に生産と設置を終了することになる。なんで丸から角に代わったか分かる? これはね、角型は中に差し出し口から落ちてくる郵便物を貯める袋が吊してあって、これを交換するだけで収集が出来るのに対して、丸型は取り出し口から手を突っ込んで掴み出さなきゃならなくって、回収の手間がかかるからなんだよ。
丸型ポスト2.jpg それでもこの愛らしい形のせいか、設置数が減るほどに保存の声が高まり、現在まで生き残った丸型ポストは引き続き使用される傾向が強まっているらしい。残存する現役の丸型ポストの分布は面白いことに地域差があって、たとえば東京23区内では残念ながら数基を残すのみだけど、例えば兵庫県芦屋市ではポストの半数以上が丸型だそうだよ♪ あなたの町ではどう?



■小平市、丸型ポストを新設! 1949年に丸型ポストが誕生したことになってます 2008年■

http://www.youtube.com/watch?v=6jtxdOOnYVo



■江ノ電と丸型ポスト 鎌倉って、やっぱりいいですね! 2009年■

http://www.youtube.com/watch?v=Uqb7KSpHNTI



■雪国角館の丸型ポスト with Snowman 小鳥のさえずりが聞こえます♪■

http://www.youtube.com/watch?v=hGOcA1XX0Qk&feature=related


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あなたが聞いた昭和の音は? 第2弾 [その他]

 ふと気付いたんだけど、目標にしている「昭和の断片1000」の3分の1を過ぎちゃった。
 そこで今回は、以前に記事にした「あなたが聞いた昭和の音は?」第2弾でいってみるね♪
 前回登場した音は次の通り。

昭和の音2.jpg◎豆腐屋・紙芝居・焼き芋屋・ラーメン屋台・風鈴売り・金魚売りといった3丁目の夕日系サウンド
◎黒電話の呼び出し音(ぼんくら)やダイヤル音(泉さん)
◎柱時計のカチコチ音と時を告げるボーンボーン(ぼんくら)
◎ラジオのチューニング音(ぼんくら)
◎レコードに針を載せるときのボツンって音(ぼんくら)
◎畳んである蚊帳を広げるときのカサカサした音(ぼんくら)
◎壁のスイッチをオン・オフする時のクリック音(ぼんくら)
昭和の音5.jpg◎正午を告げるサイレンの音(ぼんくら)
◎お店のドアに付いていて、ドアを開閉するたびに鳴っていた鈴の音
◎ヒノキの風呂桶と湯桶や手付き桶がぶつかる鈍くて優しい音
◎小学校で始業時間になると小使さんがならす鐘の音(斗夢さん)
◎ブラウン管式のテレビを消した時の音(s-imgさん)
◎テレビのチャンネルをガチャガチャと回す音(ごんべえさん)
◎テレビを消す時にヒュンって画面の中心に向かって消えた後に中からする「カッチン」って音。そして点けるときにする「ブゥウン」(ぼんくら)
昭和の音3.jpg◎お母さんが冷蔵庫の冷凍室の結氷をアイスピックで削る音(泉さん)
◎ストーブの上に置いたヤカンから蒸気が上がるシュンシュンという音(泉さん)
◎沸騰したお湯でヤカンのフタがカタカタと鳴る音(ぼんくら)
◎サッシが普及する前のガラガラ言う硝子戸と、ねじ式の鍵を回す音(やなぎはっかさん)
◎バスの車掌さんの「発車オーライ」の声(やなぎはっかさん)
◎坂本九ちゃん、ダークダックス、アンディ・ウイリアムズの歌声(やなぎはっかさん)
昭和の音1.jpg◎家の近くを通り過ぎる列車の通過音と汽笛(牛子さん)
◎団子売りのおじいさんが鳴らしていたチリンチリンという音(牛子さん)
◎有線電話から流れる諸々の音(ナンさん)
◎薪風呂で薪が燃える時の音(ナンさん)
◎歩くとサンダルが奏でたピコピコという音(びっけさん)
◎外まで聞こえてきたお風呂の中で友達が熱唱する声(ふぁんくしょんDさん)
◎道端で聞こえた生活音。子供の泣き声や麻雀パイを混ぜる音、料理の匂いと一緒にまな板に包丁があたるトントンという音。夫婦ゲンカの声など(ぼんくら)

昭和の音4.jpg みんな懐かしい音ばかりだよね♪ 今回、ぼんくらオヤジが思い出したのは、友達と夢中になって遊んだアメリカンクラッカーのカチカチ音。居間や食堂で静かにしていると聞こえた魔法瓶から空気が漏れるキュルキュルという音。御用聞きの酒屋さんがケースを動かす時にビンが奏でるガチャンという音。呼び鈴がチャイム音になる以前の素っ気ないブザー音。ドンパッチが口の中で跳ねる時のカチカチ音。給食用の食器(アルマイト)の、何とも質感のないカシャカシャとした音。家の木の床が軋む音。カセットテープを出し入れする時の音。公衆電話にお金が落ちる時の音。バキュームカーが稼働している時の音。初代アーケードゲームの効果音やテーマ音楽。足踏みオルガンの音などなど。
 あなたが今回、思い出したのはどんな音? どんな些細なものでも構わないからコメントして教えてね!

※以前にケセパタちゃんさんからもご指摘を頂いた「昭和の匂い」については、目標2分の1&3分の2達成記念の2回に渡って取り上げたいと思います。お楽しみに^^♪



■東急目蒲線の蒲田-下丸子間の車内音です。懐かしい~♪ 1983年■

http://www.youtube.com/watch?v=V9sZX2NOTk4



■今も昔も変わらない学校のチャイム(ウエストミンスター・チャイム)■

http://www.youtube.com/watch?v=a6lr0uYFSHI&feature=related



■昭和43年発売の日立キドカラーテレビで今の番組を観ている様子です■

http://www.youtube.com/watch?v=gxVDeSNlPZo



■ホンダN360のエンジン音■

http://www.youtube.com/watch?v=f3Zl67Yv_8M&feature=fvsr


タグ:昭和の音
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ウーパールーパー [その他]

ウーパールーパー1.jpg 昭和60年(1985)に日清焼そばU.F.O.のCMで一躍人気者になった『ウーパールーパー』。メキシコサラマンダー(Ambystoma mexicanum)という両生類の愛称なんだけど、可愛らしい風貌と泳ぐ時に手足をバタつかせる様が人気を呼んで、一時期は全国的なブームになった。以前に取り上げたエリマキトカゲと全く同じ流れだね。事実、マスコミにしてみればエリマキトカゲの後継だったんだ。
 メキシコのソチミルコ湖とその周辺に棲息し、オトナは全長は10~25センチぐらい。一般にメスよりもオスのほうが大きくなる。分類で正確に書くと「動物界脊索動物門両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類される有尾類」。お経だね、こりゃ(笑)。まあ大雑把に言って、サンショウウオの仲間なんだ。
 普通の生物は、単純な構造から成長が始まり、成長するうちに形を変えて親の姿になるよね。この卵から生まれて親の姿になるまでの姿を「幼生」、親の姿を「成体」っていうんだけど、ウーパールーパーのほとんどは幼生の姿のまま親になっちゃうんだ。この特徴が例の愛らしい姿の秘密なんだよ。時々、ウーパールーパーのことを『アホロートル』と呼んでる人がいるけど、アホロートルとは幼生のままオトナになったトラフサンショウウオを指す総称で、固有名ではないので念のため。
 でもね、可愛らしい姿とは裏腹に肉食で、魚や昆虫、甲殻類、ミミズなんかを食べるんだ。ある条件下では共食いをすることだってあるし。
ウーパールーパー2.jpg 飼育はそんなに難しくなく、ブームの時はペットにしている家庭が本当に多かったから、飼った経験のある人もいるんじゃない? 今でも両生類のペットの中では根強い人気があるよ。飼育下での寿命は約5年。
 もしかするとご近所にもいるかもしれないウーパールーパーだけど、彼らはすべてが人工繁殖によるものだ。野生のウーパールーパーは食用に乱獲されたり、生息地の埋め立てや水質汚染の進行などで激減し、今や絶滅危惧種になってしまっている。



■「日清焼そばUFO」CM ウーパールーパー編 1985年■

http://www.youtube.com/watch?v=UiTHtkReA4o



■ウーパールーパーの産卵から成長までのスライド集です■

http://www.youtube.com/watch?v=vaLL6pN74tc&feature=related



■お食事(金魚?!)が終わってもまだ物欲しそうなウーパールーパー (._.)■

http://www.youtube.com/watch?v=hCcaC_ZYv_k


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カルガモ親子 [その他]

カルガモ親子1.jpg 東京のド真ん中、千代田区の大手町で『カルガモ親子』が話題になったのは昭和59年(1984)のことだ。都会に住む動物っていったら、鳩やカラス、ノラ猫にネズミなんてものしか一般的には知られていなかったわけで、クルマや人がガンガン行き来する大都会で人を怖がることもなくせっせと子育てに励むカルガモ一家は驚きでもあり、喜びでもあったのだ。
 毎年、三井物産のプラザ池で卵を産んで温め、孵化させてから1ヶ月後には内堀通りを渡って皇居のお堀に引っ越すんだけど、往き交うクルマを堂々と止め、親を先頭にして小ガモたちが体を左右に揺りながら必死に後をついていく姿は、愛おしいという他はなかった。一時期、マスコミが毎年のように親子の引っ越しを報道するようになったのも無理はなかったろうね。
カルガモ親子2.jpg マスコミの常というか、最近は滅多なことでは話題にならなくなっていたんだけど、平成18年(2006)の7月には9羽のヒナを引き連れた親鳥がお巡りさんの交通整理の下、3分ほどかけて無事に交差点を渡り終え、パトカーで近くの公園に運ばれたという嬉しいニュースが報道されたよ。カルガモたちが元気にしているのが分かって、ぼんくらオヤジも本当に嬉しかった。
 最近知ったことなんだけど、三井物産では昭和59年(1984)以来、プラザ池で営巣するカルガモ一家を観察して記録する『カルガモレディ』という役職を作って、社員をその任にあてている由。最近のカルガモたちの記録は同社の『カルガモ日記』で見ることができるよ♪
 カルガモの生態は未だに謎が多い。基本的には草本類の葉っぱやタネ、池の藻などを食べる植物食だけど、日本のカルガモはタニシなんかも好きで雑食性の性質が強く、肉に臭味が出るので食用には向かないそうだよ。近頃、マスコミでジビエ料理(野生の鳥獣を食材とする料理)がもてはやされてるけど、ゆめゆめカルガモを捕って食おうなんて了見違いを起こさないようにね!
カルガモ親子3.jpg 自然界では3~4年で一生を終えるということだから、初代の親は既にこの世にはおらず、現在はその何世代か後になってるんだろうね。この数十年をみてもカルガモ一家の営みは厳しいもので、平成2年(1990)には3羽のヒナのうちの2羽が野ネズミに襲われて落命し、平成4年(1992)と平成11年(1999)には孵化したヒナたちがノラ猫やカラスと思しき動物の仕業で全滅している。決して当然のように生き延びてこられたワケじゃないんだね。
 最近じゃテンやタヌキの生息も確認されている千代田区界隈。カルガモ親子が安心して暮らせるんなら、そこは人間にとっても素晴らしい環境のはず。環境や動物の生存権に対する日本人の意識やセンスが問われるのは、マスコミが報道に飽きたこれからさっ♪ さしあたってマスコミが忘れてくれれば、ジビエの食材にされる危険は減るしね(笑)



■三井物産プラザ池のカルガモ親子たち 凄い人気でしたね! 1987年■

http://www.youtube.com/watch?v=KjcwWBzkWzM&feature=related



■カルガモ親子のお引っ越し 無事を見守ってあげたいですね^^ 年代不明■

http://www.youtube.com/watch?v=38qbT8oEPJ4&feature=related



■東村山駅前の噴水広場に棲みついたカルガモ親子 2009年■

http://www.youtube.com/watch?v=RiTnIUUvcNA&feature=related


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エリマキトカゲ [その他]

エリマキトカゲ1.jpg 時として奇妙なものがブームになることがあるけど、昭和59年(1984)に流行った『エリマキトカゲ』はその典型だ。
 三菱自動車工業が流した2代目ミラージュのCMで、疾走するエリマキトカゲがマスコットキャラとして使われたのがブームのきっかけだ。
 オーストラリアやパプア・ニューギニアのサバナや森林などに生息するエリマキトカゲが日本に初来日したのは昭和59年(1984)6月15日のこと。それまで日本人のほとんどはこんな生物の存在すら知らなかったわけで、CMはおろか、子どもたちの間ではエリマキトカゲを原型とする様々な怪獣が人気を博するわ、エリマキトカゲの歌が次々にヒットするわの過熱ぶりとなった。
 エリマキトカゲは襟巻き状のヒダが首回りを覆っているのが特徴のトカゲで、成長すると60~90センチになる。このヒダの中には傘のように細い骨が通っていて、自分で広げたり畳んだりすることができる。このヒダは威嚇や求愛などの意思表示に使われる他に、体温調節の役目も担っているんじゃないかといわれているけど、まだ本当のところは分かっていない。
 CMでは地上を走っているけど、普段は樹上生活なんだよ。地上に降りるのはハンティングか産卵の時だけ。外敵に襲われると、初めは襟巻きを広げて威嚇し、それでも相手が敵意を失わない時は後脚で2足走行して逃げるんだ。もちろん普段は4足歩行だから、2足走行をした後はストレスで死んじゃうことだってあるそうだ。CM制作時も含めて、ブームの間に犠牲になったエリマキトカゲがどれだけいたんだろうかと思うと胸が痛むよ。
エリマキトカゲ2.jpg 命がけの威嚇や走行を強いられたエリマキトカゲにとっては、ありがたいことにブームは1年も経たずに終息。現在は、一部の熱心な爬虫類マニアがペットとして飼育している他は、群馬県の草津熱帯園で飼育されている程度だ。最近は動物番組が大流行りだし、これからも生き物がブームになったりことがあるだろうけど、彼らの生命が正当に扱われているかどうかをしっかりと監視していきたいもんだね。



■「三菱ミラージュ」CM エリマキトカゲ人気の火付け役になりました。 1984年■

http://www.youtube.com/watch?v=UmpVtg2d2Iw


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オロナイン軟膏 [その他]

オロナイン軟膏1.jpg 子どもの頃は家族全員が使っていた大塚製薬の『オロナイン軟膏』。もちろん今でも家庭の置き薬としては定番商品だよね。あまりにも当たり前のアイテムなので普段はつい見過ごしちゃうけど、この薬って何なんだろう?
 発売されたのは昭和28年(1953)。オペを行う部位の皮膚消毒や執刀者の手指消毒なんかに使用される殺菌薬のグルコン酸クロルヘキシジンが主成分で、これにラウロマクロゴールやポリソルベート80のような界面活性剤やミョウバンが添加されている第2類の皮膚用薬だ。
 処方自体はアメリの製薬会社オロナイトケミカル(現シェブロン・オロナイト)が製造した殺菌用消毒液のものなんだけど、当時の日本ではメンソレータムなどの半固形の塗り薬が人気商品だったので、これを軟膏として売り出そうということになったんだ。
 ところで、茶色い小箱に入ったオロナイン軟膏の小さなチューブ(2.5g)を覚えてる人はいない? 発売当初から60年代にかけて大塚製薬が全国にバラ撒いた試供品なんだけど、父がよく職場から持ち帰って来てくれたので、ぼんくら家の薬箱には一時期、絶えることなくこのミニチューブが入っていたよ。
オロナイン軟膏2.jpg こうした地道な拡販戦略に加えて、オロナイン軟膏で特筆すべきはあらゆる広告媒体の活用だ。
 初っ端は映画『君の名は』で大ブレークした佐田啓二と岸恵子を新聞や雑誌の広告に起用し「君の名はオロナイン」というコピーが使われた。またラジオ番組では『ダイマルラケットのお笑い街頭録音』で中田ダイマルと中田ラケットが「聞いてみてみ、つけてみてみ」というフレーズを流行らせた。
 オロナイン軟膏でいちばん有名なのはテレビ番組中で出演者がしちゃう生CMだろう。昭和34年(1959)から1年間、日テレ系列で放送されたコメディ時代劇『頓馬天狗』では、主役を演じた大村混が「尾呂内南公」という名で、しかも決め台詞が「姓はオロナイン、名は軟膏」ときたもんだ。芦屋雁之助や芦屋小雁などを脇役に従え、脚本や演出を花登筺が手がけるという本格的な番組で、オロナイン軟膏を全国に普及させる原動力となったのだった。
オロナイン軟膏3.jpg オロナイン軟膏の広告でもうひとつ、忘れちゃならないのがホーロー看板だ。浪花千栄子がオロナイン軟膏の容器を持ってにこやかに微笑む姿を思い出す人も多いだろう。大塚製薬のホーロー看板については、今後も製品共々、紹介していくね。
 テレビCMは時代と共に松山容子、浪花千栄子、香山美子、名取裕子、純名りさ、そしてクレヨンしんちゃんからちびまる子ちゃんへと受け継がれていく。さて、いつの時代のCMを覚えてる? 最近は「働く手をほめよう」っていうキャッチのドキュメント仕立てになってるよね。
 オロナイン軟膏は、昭和44年(1969)に『オロナインD軟膏』に、昭和47年(1972)からは『オロナインH軟膏』へと名前を変えているけど、これは主成分の変更に併せて名前が変わっていて、現在のHは先述のクロルヘキシジンのヘキジンを表しているよ。
 名前は変えるのにパッケージは頑固に変えてないのもオロナイン軟膏の特徴だね。これは、
「パッケージを変えてしまう事で、安易に商品イメージを変えてしまうとお客様がわからなくなる」
 だからだそうだ。平成15年(2003)には50年ぶりの新製品『オロナイン液』が発売されたけど、オロナイン軟膏のほうは相変わらずのパッケージのまま。どうせならボクらが生きてる間はこのままでいって欲しいもんだね(笑)。



■「頓馬天狗」のシーンと主題歌 1959年■

http://www.youtube.com/watch?v=pjJQN-HyBoc



■「オロナインH軟膏」のCM by 名取裕子 1985年■

http://www.youtube.com/watch?v=B-7ekpn6Ksk



■「オロナインH軟膏」のCM by ちびまる子ちゃん 年代不明■

http://www.youtube.com/watch?v=gTy3XPf19Gs


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ベルマークって何よ? [その他]

ベルマーク1.jpg 子どもの頃に集めたベルマーク。これを集めると、学校が本や備品を買えて、しかも他の教育施設や福祉施設にも恩恵があるということだけは知ってたんだけど、それ以上のことはよく分からないままに大人になっちゃった。
 そして自分の子どもが学校に上がった頃にはベルマーク運動自体が下火になっちゃってた。我が子もさっぱりベルマーク関心がないし、PTAで関連の役が回ってくるでもなし。そもそもベルマーク運動って何だったんだろうね?
 運動は昭和32年(1957)、福島県の先生(お名前不明)が朝日新聞社に、
「僻地などでも等しい義務教育が受けられるように教材や備品を提供して欲しい」
 と支援を依頼したことがきっかけで始まったんだ。
 これを受けて昭和35年(1960)、朝日新聞社は創立80周年記念事業としに教育設備助成会(現ベルマーク教育助成財団)を設立。「国内外のお友達に“愛の鐘”を鳴り響かせよう」という思いをベルの意匠に託してベルマーク運動が始まった。
 仕組みはちょっとややっこしいけど、たしかによくできてる。集められたベルマークが財団に送られると、1点1円換算で協賛会社から支払われ、学校や施設はそのお金で協賛・協力会社から教育用具を購入することができるんだ。もちろん消耗品や教育・福祉に関係のない商品は駄目だよ。
ベルマーク2.jpg さらにベルマーク預金で商品が買われると、その購入代金の10パーセントがベルマーク財団に割り戻して寄付され、その資金は僻地の学校や養護学校、病院内学級、盲学校、聾学校、世界各国の日本人学校、発展途上国の学校などへの支援に回されるんだ。
 ボクらが小中学生だった頃は、家の台所のどこかにベルマークを入れる袋や箱が置いてあって、買い物から母親が帰ってくると商品を漁ってマーク切り取ってたよね。クラスで持ち寄るとミカンのダンボール箱ひとつ分ぐらいはゆうに集まったでしょ。あれがお金になるのかと思うと、
「ベルマークが自分の小遣いになるんだったらもっと熱心に集めるのに」
 なんて仕組みも精神もあったもんじゃない邪な妄想に耽ったりして^^;
 今はどうかというと、それだけ熱心にベルマーク運動をしている学校や家庭は残念ながら少数派だ。これは企業にもいえることで、バブル崩壊とそれに続く平成不況で協賛会社は減り続け、平成14年(2002)にはピーク時の7割に当たる55社にまで落ち込んだ。地方格差もほぼ解消して設備が充実したことや、少子化傾向もあって運動そのものの意義がぼやけてきたってこともあるし。
ベルマーク3.jpg ところが最近、ちょっと流れが変わってきてるんだよ。社会全体が不況に喘ぐ今だからこそベルマーク運動に参加し、社会に貢献していこうという企業が新規に参加してくれるようになったんだ。おかげで現時点での協賛会社は64社にまで数を盛り返しているよ。こんな企業なら消費者としても応援したくなるよね♪
 福祉施設への援助を厚くしたり、AEDなどの購入もできるようにするなど、運動の意義自体を見直そうという動きも活発になってきていて、古くて新しい社会運動へ大きく舵を切ろうとしているんだ。50周年を迎える今年でもあるし、ちょっと思い出して注目してみない?



■やったことある? ベルマークの仕分け作業^^;■

http://www.youtube.com/watch?v=rbJsbnoajms


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コーワのケロちゃん [その他]

 以前、ゾウのサトちゃんとサトコちゃんを紹介したことがあるけど、薬局の店頭に並ぶマスコットキャラといったら、カエルのケロちゃんを忘れちゃいけないだろう。
ケロヨン5.jpg ケロちゃんのご先祖にあたるキャラが登場したのは昭和24年(1949)5月16日付の新聞紙上だった。じんましんの薬レスタミンの広告で、「どうだ、調子は」と訊かれて「ケロリ、ケロリ」と答えるカエルのイラストだ。たしかにカエルという点では一緒なんだけど、ケロちゃんの誕生とするにはちょっとムリがあるような気がする。
ケロヨン6.jpg 我々にとってのケロちゃんのイメージは昭和33年(1958)に登場した販促用の指人形からといっていいだろう。60~70年代に少年少女だった人なら、親と一緒に薬局に行ってこの塩ビ製の指人形をもらった思い出はフツーにあるんじゃないだろうか。
 ケロちゃんのイメージを最終的に定着させたのは、昭和39年(1964)に流されたコルゲンコーワのテレビCMだ。腕白坊主(保積ぺぺ)がケロちゃんを見て、
「あれぇ? おめぇ、ヘソねぇじゃねぇか!」
 と言いながらケロちゃんにヘソを描き込むというCMだったんだけど、おへそがちっちゃかったり太っていて見えにくい子が虐められるというクレームがついたということで、放送は4ヶ月余りで打ち切りになっちゃった。でもね、察しのいい人は気付いたかもしれないけど、CMに先立つ1年前に登場した店頭ディスプレイのケロちゃんにヘソが落書きされるという「事件」が相次ぎ、全国の薬局から苦情が相次いだからって話もあって、本当のところは謎のまんまだ。
 このCM、もうひとつ後遺症があってね。男の子とかけ合いをするケロちゃんの声を男性の声優さんがやってるでしょ。70年代まで少年少女だった人はビックリするかもしれないけど、実はケロちゃんのキャラ設定が女の子だって知ってた?
ケロちゃん3.jpg サトちゃんにはサトコちゃんが、ペコちゃんにはポコちゃんがいるのと同様に、ケロちゃんにはコロちゃんという相方が存在するんだけど、佐藤寛のデザインによる初代ケロちゃんを昭和52年(1977)に久世アキ子によるケロちゃんコロちゃんに改めた時に、ケロちゃんは女の子、コロちゃんが男の子と改めて設定し直したんだよね。見分け方だけど、服を着ている場合は赤い横縞のシャツに赤い吊りスカートがケロちゃんで、青い横縞のシャツに青い吊りズボン姿がコロちゃんだよ。服を着てない時はマツゲのあるほうがケロちゃんだからね。
ケロちゃん4.jpg キャラにちょっとした(かなりかな^^;)混乱があったためか、店頭マスコットはケロちゃんでもコロちゃんでもなく「店頭カエル」と興和では呼んでいて、初代が昭和38年(1963)、2代目が昭和53年(1978)、そして現在の3代目は平成20年(2008)に登場しているよ。2代目は、前年に新キャラにモデルチェンジしているにもかかわらず、佐藤寛の初代デザインを踏襲したものになっているのが不思議だね。
 混乱といえば、このキャラを「ケロヨン」とか「ケロリン」と呼んでいる人がいるけど、これは明らかに間違いだ。ケロヨンは以前も紹介したとおり木馬座アワーの、ケロリンは内外製薬が販売している頭痛薬の名前だからね!

ケロちゃん1.jpg



■ケロちゃん人気に火を付けた「おめえ、ヘソねえじゃねえか」 1964年■

http://www.youtube.com/watch?v=HAcDXPCqLa0



■新コルゲン・ホワイトカプセルのCM by 明石家さんま 1988年■

http://www.youtube.com/watch?v=Br5qkCGSFDo



■新コルゲン・かぜ錠のCM by 鈴木杏 2005年■

http://www.youtube.com/watch?v=PZGAeNgmasY


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