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夢に終わった夢の学習ツール - 睡眠学習機 [テクノロジー]

睡眠学習機.jpg ぼんくら少年が高校進学の受験勉強をイヤイヤなながらも強制的にさせられていたころ、友達の間にキミョーなウワサが広がっていた。何でも眠っている間に英単語やら数学の公式やらを覚えることのできる夢の学習マシンができたというのだ。さすがに、
「でぇ~へへへ、んなもんあるわけないじゃん。バッカじゃないのぉ~」
 なんて初めはコケにしてたんだけど、やがて『中学時代』や『中学コース』にそれと思しき機械の広告がチラホラと。
 ぼんくらが覚えているのは三井企画という会社が出していた『SLシータップDX』という催眠学習枕だ。両親が学校の先生というクラスの秀才が買ってもらったものをいじらせてもらったんだけど、これがいかにもハイテクなムードが却って怪し気なんだよね(笑)。いろんなつまみやスイッチが付いてるわりには、早い話がタイマー機能付きのカセットデッキで、覚えたい内容を自分でカセットに録音し、それが眠っている間に再生されるというものだった。
 秀才の話では、脳は眠っている間も活発に働いていて、しかも雑念なく記憶に専念できるために信じられないほどいろんなことが覚えられるという。
「朝起きて英語の本を読むとスラスラ読めちゃうんだよね。ラクなもんだよ」
 なんてことを真顔で言うだもん。生まれつきの合理主義者というか、果報は寝て待てのぼんくら少年はすっかり洗脳されちゃって、
「これさえあれば、どの高校にもウカります♪ しかもたったの3万円! 安いもんだー、あ~ははは」
 と親に報告したら、
「ぼんくら息子に3万円の投資~!? ぶ、ぶわぁ~っはっはっ、お前も面白いことを言うなぁ(笑)」
 涙を流して笑い転げる両親の背後に殺気を感じてそれ以上の話はできず、商談は破談に(泣)。仕方がないのでフツーに勉強して、催眠学習枕の力を借りた秀才くんと同じ高校に進学したけどねぇ、あれさえあったらもっとラクができたんじゃなかろうか? 
 それが調べてみたら全然そーじゃなかったみたい^^; 脳のメカニズムが多少なりとも解明されたおかげで、睡眠中に脳が活動している時間(レム睡眠)は、短期記憶が長期記憶に移し替えられる大切な時間であることが分かってきたのだ。つまりレム睡眠を邪魔してしまう睡眠学習なる代物は、暗記の役に立つどころか記憶を阻害する恐れのほうが大きかったことになる。
 効果があったという報告事例も、どうやら学習用のテープを作成する過程で行う音読によるものではないかというお話で、今の貨幣価値で軽く10万円を突破するような投資価値はなかったとみてよさそうだ。いやぁ、ご両親様、ぼんくら息子の言うことを信じなかったアンタ方は偉かった!


■レム睡眠時の急速眼球運動 見てるだけで眠くなります♪■



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B級玩具傑作選 - 巻き玉火薬ピストル [遊び]

巻き玉火薬ピストル1.jpg パンパンと景気のいい爆発音を響かせるブリキのピストル。これで撃ち合うと臨場感があって面白かったんだけど、住宅街でやると大人に叱られることが多かった。公園でやっても状況は似たり寄ったりで、公園近隣の人たちによく学校に通報されたっけ^^; 
 ピストルの作りは、思いのほか複雑だったとみえて、赤い紙火薬の巻き玉を装填すると、引き金を引くたびに撃鉄が紙火薬を爆発させ、同時に巻き玉を送るという仕組みだった。不思議なのは、これだけの動作ができるのに外装はラフに打ち出されたブリキに貧弱な塗装を施したものだったことだ。だから数回も使えば、汗で表面にサビが浮いてしまい、手が金臭くなってしまうのには参ったなぁ。
巻き玉火薬.jpg ところで、ぼんくら少年にはどうしてもやってみたいことがあって、某月某日、某商店街の一角でそれを実行したのだった。何をしたかというと、未使用の巻き玉火薬のロールに大きな石を落としたのだ。結果は劇的で、商店街の端から端に響き渡るほどの爆発音が轟き、落とした石が真っ二つに割れた。驚いた人々が往来に飛び出して騒ぐ姿に恐れをなして、そぉ~っと犯行現場を後にしたのでその後のことは分からないが、しばらくは耳鳴りがしていた。よい子は真似しないでね♪ あ、それから悪い大人もね(笑)。


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カルミンとアスピリンのお話 [その他]

アスピリン.jpg ぼんくら少年にはフランスに住みついた叔父がいて、彼が帰国する度に、まだ見ぬ異国の話を夢中になって聴いたものだった。それにもまして興味津々だったのは彼の旅行鞄の中身で、彼が引っぱり出すフランス製の歯磨き粉のチューブやオーデコロンのビンは、好奇心を抑えられなくなるほどの怪しい魅力を放っていた。一男一女を遺し、40才の若さでリジューで病死してしまった叔父だったが、痩身で長身の体に染み付いたコロンとパイプ煙草の匂いは今でも鮮明に覚えている。
 ぼんくら少年が叔父の持ち物の中で特に関心を持っていたのは、生来の頭痛持ちだった彼が常時携帯していたアスピリンだった。アスピリンとはいっても普通の錠剤ではない。水に溶かして飲むタブレットのほうだ。コップの水に白いタブレットを入れると、タブレットがくるくると回りながら大量の泡を出して溶けていく。飲むと分かるんだけど、アスピリンの成分を含んだ炭酸水になっちゃうんだな。胃に優しいしすぐに効くってことだった。
「美味しそう! 飲ましてぇ♪」
「ノンっ、ダァ~メ! 後でコーラを買ったげるから、ね」
カルミン.jpg 当たり前だよね、薬なんだもの(笑)。だけど、ぼんくら少年には何故かアスピリンのタブレットとカルミンがダブって、あれは美味しいものに違いないっていう妄想が徐々に膨らんでいったのだった。そしてある日、ついに叔父のコートのポケットからタブレットを一つ失敬し、その場で水にも溶かさずにパクリと口に放り込んだのだ。突然、舌に強い刺激がして、発生した泡で苦いような酸っぱいような味が口中に広がり、咳き込みながら床に吐き出してしまった。薬はクスリなのであってお菓子ではないということを思い知った体験になったわけだけど、咳は止まらないわ涙は出るわ、それはヒドい味だった。
 後でタブレットが足りないことに気付いた叔父が、
「分かったかい、もう薬で遊んじゃダメだよ」
 と優しくたしなめてくれたときは、叔父にしがみついてワァワァ泣いてしまった。叔父に強く叱られなかったことが嬉しかったんじゃなくって、盗みを働いた自分を深く恥じたからだった。
「カルミンみたいに美味しいのかと思ったのに」
 と言ったら、近所のスーパーに連れて行ってカルミンを買ってくれた叔父。叔父さん、ありがとう。


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ツノダのテーユー号は少年の憧れだった [テクノロジー]

スカイランサー1.jpg「つつんつつのだ♪つつんつつのだ♪つんつんつのだのテーユーごー♪」
 このCMが聞こえると、たとえ何をしていようが何処にいようが、ぼんくら少年は居間に駆け込んでテレビにかじり付き、画面に映った自転車を食い入るように見つめるのだった。
 70年代に少年少女だった人なら知らない人はいないこの自転車、名を『テーユー号(T.U号)』という。大正14年(1925)創業の老舗(株)ツノダの製造する自転車の総称で、昭和2年(1927)に栄えある第一号機が誕生している。なんでテーユー号かというと、TUNODA(現在ではTSUNODAを採用)だからT.U号なんである。え、バカにするなって? いえいえ、これホントなんだってば^^;
スカイランサー2.jpg 歴代のT.U号の中でも、とくに子供たちの憧れの的になったのは『スカイランサー』だ。当時としては流麗なデザインのスポーツ車で、6段変速のギアシフトがトップチューブに付いているというセンスの良さ。おまけに何と電動ウィンカーとテールライトが標準装備されていて、ハンドル中央部にはスピードや走行距離、ギア数が表示されるデジタル・コンソールを搭載するという夢のような自転車だったのだ。これにテンキーと計算機能があれば、当時の日産がシルビアやローレルに搭載したドライブ・コンピュータとほぼ同等の性能だったそうで、これだけでも見かけ倒しの性能じゃなかったことが分かる。安全面にも配慮がなされていて、ハイエンド機にはディスク・ブレーキが採用されていた。
スカイランサー3.jpg 残念なことに当時の売価が分からなかったんだけど、一般家庭の子供たちが買ってもらえるようなレベルじゃなかったことは確かで、ぼんくら少年のクラスで持ってる子はひとりもいなかった。そんなわけで、私立校に通っていた某有名ホテルのオーナーの息子が近所を得意気に乗り回していたのが、ぼんくら少年にとっては現物を見た最初で最後となってしまった。
 伝え聞いたところによると、この子のスカイランサーはコンソール部を2度にわたって盗まれるという悲劇に見舞われたらしい。例はよくないけど、自転車にノートパソコンがむき出しの状態で付いてりゃ欲しくなる道理で、当時の最先端グッズは自転車以上に魅力的だったんだろうな。その話を知ったときに子供心に思ったよね、「あれって、やっぱやり過ぎだよ」って(笑)。


■デジタル・コンソールのスカイランサー 1970年代■




■ミニタイプで5段変速のニューヤングGT7 1970年代■




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共通テーマ:スポーツ

切符に鋏を入れていたワケ [テクノロジー]

切符1.jpg ぼんくら少年は、よく新宿の旧国鉄西口改札や京王線の改札で切符に鋏を入れる駅員さんを飽きず眺めていた。カチカチカチカチとロボットのように正確なパンチングをする姿に憧れていたのだ。誰もいないのに改札鋏を空打ちするのが特に面白くて、
「どうしてカチカチさせてるんですか?」
 と駅員さんに聞いたら、
「練習だよ。切符を切る時も切らない時もこうしているほうが疲れないんだ」
 と空打ちを続けながら優しく答えてくれた。後で知ったことだけど、熟練した人は1秒間に2.5枚の切符を切ることができたというから驚きだ。もっともこの空打ちは入札鋏の寿命を縮めるということで、管理側からすると嬉しいことではなかったようだ。
改札.jpg バカみたいに見ていたから、駅員さんによってホントに切り方がいろいろだってことも分かっていた。ぼんくら少年一押しの切り方は、切符を切る前と後に、まるでマカロニ・ウェスタンのガンマンみたいに入札鋏をクルリと一回転させるやり方だ。何であんなことができたんだろうな、いま思い出しても不思議だ。そういや中にはお客さんから切符を受け取らずに、持たせたままで切っちゃう横着な人もいたなぁ(笑)。いくら忙しくてもあれはNGでしょう。お客さんの手に鋏を入れちゃったなんて人はいなかったんだろうか?
 ところで、何で鋏を入れたのかは知ってる? これはカンタンな理由で、切符が使用済みかそうでないかを確認するためだ。では、鋏で切った後にできる切り型(鋏痕といいます)が駅によって違うのは知ってた?
 鋏痕は乗車駅を特定するための目安とするために考案されたものだ。例えば回数券なんかの場合、発駅と着駅のどちらから乗ったのかは鋏痕を見れば一目で分かった。
切符売り場.jpg それぞれの駅でどんな鋏痕を使うのかは地域によってバラバラだったみたいで、首都圏なんかでは、隣り合った駅同士では同じ鋏痕を使わないというシンプルなルールで運用していたようだ。最も一般的だったのは、駅名を五十音の段組(ア段・イ段…)に分類して都合5種の鋏痕を割り当てる方法と、五十音の行組(ア行・イ行…)を適用して10種の鋏痕を使用する方法だった。もちろん、これだと隣り合った駅同士で同じ鋏痕を使うことも出てくるわけだけど、どうやらそれでもOKだった由。鋏痕はあくまで目安だったのだ。こうした錯綜するルールの下、最盛期には国鉄では約60種、私鉄を含めると約140種類の鋏痕が使用されたのだった。
 大挙してホームになだれ込む人の切符に次々と鋏が入り、10分と経たないうちに改札口の床には切り屑が雪のように降り、降っては通り過ぎる人の足で踏みつけられ、蹴散らされていく。黙々と改札をよぎる人々の足音と電車の振動、ホームのアナウンスやチャイムに混じる改札鋏の音を、少年はタバコと公衆便所の入り交じった臭いのする駅の片隅で、息を凝らして聴いていた。無駄な、でも幸せな一時だった。






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共通テーマ:旅行

洗濯ばさみはアルミ製だった [雑貨]

モダンピンチ.jpg 毎日のように親に叱られてたぼんくら少年だったけど、こっぴどく叱られて未だに覚えていることがいくつかある。
 ある日曜日の午後、自宅の縁側で友達と遊んでいたぼんくら少年の目に、広告を折って作った紙皿にてんこ盛りになった洗濯ばさみが飛び込んできた。何気にそれを唇に挟んでみせたら、これがバカ受け。相手の友達も唇に洗濯ばさみを挟んでみせた。こうしてエスカレートして耳たぶやほっぺた、眉毛、鼻など、今思い出せるだけでも最終的には十数カ所に洗濯ばさみを付けることができたと思う。もちろん痛かったんだけど、お互いに洗濯ばさみだらけの顔が面白かった上に、動くと洗濯ばさみがジャラジャラと音を立てるので、きゃあきゃあ騒ぎながら居間を飛び跳ねていたら、
「何してるの、アンタ達っ(怒)」
 買い物から帰ったぼんくら母が玄関で仁王立ちしてこっちを睨みつけている。当たり前だけど、直ちに洗濯ばさみの撤去を命じられ、後は縁側に座らされてこんこんと説教された。…と、やがてぼんくら母がふと説教を中断したかと思ったら、驚愕と恐怖の表情を浮かべた。
「だからアンタ達はバカだって言うのよっ。二人とも鏡を見ておいで!」
 何事かと思って鏡を覗き込んでみて合点がいった。顔中に半円形の模様がうっすらと紫色に浮き上がっているではないか! どうやら挟んだところが内出血をおこしたらしい。顔を見合わせてゲタゲタ笑っていたら、急に二人とも腕を捕まれて友達の家まで引きずられていき、友達のお母さんにぼんくら母ともどもペコペコ頭を下げる羽目に。帰宅後は書斎から出てきた父にビンタをくらって大泣き。いやぁ散々だった^^;
アルミピンチ.jpg ここで、ふと思ったのが、
「なんで顔に挟んだ洗濯ばさみがジャラジャラ鳴ったのか」
 ということだ。それで思い出したんだけど、当時の洗濯ばさみはアルミ製だったのだ。調べてみたら今でも作ってるんだね、コレ。『モダンピンチ』とか『アルミピンチ』とか、メーカーによって名前や形状は違うけど、どれも昔懐かしいアルミ製の洗濯ばさみだ。すっかりプラスチック製品に席巻されちゃったけど、頑丈で挟む力も強いということで、今でも根強い需要があるらしい。10個で120円程度と決して高くないし、思い出して使ってみちゃどうだろう。


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テントウ虫型レコードプレイヤー COLUMBIA SE-8 [テクノロジー]

SE-8_1.jpg お盆はやっぱり忙しいなぁ。来客が次々にあって記事が書けましぇ~ん^^;;; というわけで、今日もちょいネタをひとつ。
 ぼんくら少年が愛用していたレコード・プレイヤーは、コロムビア社製のSE-8というポータブル・プレイヤーだった。自分のステレオ・プレイヤーを息子から守るべく、ぼんくら父がへそくりで買ってくれたもので、高校時代に友人からステレオ・コンポの中ブルを譲ってもらうまでの間はずっとこれを使っていた。レッド・ツェッペリンもこれで聴いてたんだから、ハタから見たらそれはキミョーな光景だったと思うな(笑)。
SE-8_2.jpg なんでわざわざこんなものを持ち出したかというと、そのユニークな形状ゆえに、覚えている人も多いんじゃないかと思ったからだ。真っ赤なテントウ虫。そして子供にもカンタンに扱えるシンプルな操作ボタン。軽量でどこにでも持ち運べる手軽さ。安価な交換針。SE-8は当時の子供たちが扱える最も優れたレコード・プレイヤーだったといえるだろう。今になってじっくりと見てみると、このプレイヤー、どことなくサイケデリックな印象を受ける。1910フルーツガム・カンパニーの『サイモン・セッズ』のドーナツ盤あたりをこれで聴いてごらんよ、きっとお似合いだよ♪


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レナウン娘の変遷をたどってみた [テレビ]

レナウン娘.jpg 今日は物入りなので、軽いネタをひとつ。
「レーナウーンレナウン娘が♪ オシャレでシックなレナウン娘が♪ ワンサカワンサ ワンサカワンサ♪ イェーイイェーイイェイイェー!」
 ぼんくらはこの歌が大好きで、ぼんくら父がイライラして怒りだすぐらいよく口ずさんでいた。
 言わずと知れたレナウンのCMで、作詞・作曲は小林亜星。初出は昭和36年(1961)にかまやつひろし歌ったヴァージョンなので、なんとコカ・コーラのCMよりも古い歴史を持つことになる。このCM、歌はダサダサなのに映像がその時代の先端を行く感覚で作られていて、サウンド&ビジュアル世代を切り開くことになるぼんくらオヤジの世代にとっては、単なるCMの枠を超えた存在といえるものなのだ。現に弘田三枝子が歌う昭和39年(1964)の「ワンサカ娘」のプロモーションは、ポップでファッショナブルな内容が評価されて、国外コンペでは日本初のCM作品賞を受賞。日本のCM業界の水準の高さを国際的に知らしめる金字塔となったのだった。


「レナウンの唄」 作詞・作曲: 小林亜星

ドライブウエイに春が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
イェイ イェイ イェイ イェイ
プールサイドに夏が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
(イィわ!)
レナウン レナウン レナウン レナウン娘が
オシャレでシックな レナウン娘が
ワンサカ ワンサ ワンサカ ワンサ
イェーイ イェーイ イェイ イェーイ

テニスコートに秋が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
イェイ イェイ イェイ イェイ
ロープウェイに冬が来りゃ
イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ
(イィわ!)
レナウン レナウン レナウン レナウン娘が
オシャレでシックな レナウン娘が
ワンサカ ワンサ ワンサカ ワンサ
イェーイ イェーイ イェイ イェーイ


■レナウン娘 1964■




■レナウン娘じゃないけど、レナウンCMの水準が分かる作品 1967■




■レナウン娘 1980年代■




■レナウン娘 1986■




■レナウン娘 年代不明■




■レナウン娘 1992■




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給食の名脇役『ミルメーク』 [食]

ミルメーク1.jpg 学校給食では何が楽しみだった? ぼんくら少年は、おかずよりも給食に日替わりで付いてくる、いわゆる栄養補助食品ってやつが楽しみで仕方がなかった。小分けのジャムやチューブ入りのハチミツ、プロセス・チーズなんかが代表格かな。ぼんくら少年のお気に入りは『ミルメーク』。名称を聞いただけで分かった人は給食の達人だ(笑)。
ミルメーク2.jpg ミルメークは、『ミロ』や『オバルチン』のような牛乳用の調味料だ。ぼんくらオヤジが現役小学生だった頃はビニール袋入りで、開封するとコーヒーとカラメルの香りの入り交じった甘い匂いが漂い、覗き込むと薄茶色で少し大きめの顆粒が入っていた。これを牛乳瓶に直接入れてストローでかき混ぜるんだけど、投入する前にひと口、牛乳を飲んでおかないと溢れちゃうんだな。味は、あっさり風味のコーヒー牛乳って感じ。牛乳にちょっと味付けをしただけでスゴい幸福感にひたれたんだから、あの頃は安上がりだったよね、ははは。いや、あの頃のほうが幸せの何たるかを知っていたからかも。
 ミルメークの誕生は日本の給食史と密接な関係がある。昭和40年(1965)に入って間もなく、栃木の学校給食会から、
「子供たちが残さずに美味しく脱脂粉乳を飲める工夫を考えて欲しい」
 という依頼を受けた名古屋の大島食品工業(株)が、試行錯誤の末にインスタントコーヒーとカルシウムを混ぜたものが脱脂粉乳を飛躍的に飲みやすくすることに気付き、昭和42年(1967)に製造を開始したのがミルメークだったのだ。
ミルメーク3.jpg 以来、脱脂粉乳が牛乳に代わってからも飲まれ続けて今に至っているんだけど、一度だけ消滅の危機があったんだよね。以前にも投稿した『テトラパック』が登場した時だ。あの形状じゃ粉末を入れることができない。でも大島食品は諦めなかった。すぐにチューブ入りの液体ミルメークを開発したのだ。子供たちの好みの多様化にも対応して味付けの種類を増やし、現在では粉末タイプがコーヒー、ココア、いちご、バナナ、メロン、抹茶きなこの6種類、液体タイプもコーヒー、ココア、いちごの3種類がある。
ミルメーク4.jpg ミルメークを思い出して飲みたくなった人は、大手スーパーや100均で探してみてね。家庭用(20個入、5個入)が販売されているよ♪

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環境教育映画だった『ゴジラ対ヘドラ』 [映画]

 先日、麻里圭子さんからコメントを頂いた。1969年の実写スポ根ドラマ『サインはV』で主題曲を歌ったあの麻里圭子さんだ。麻里さんはSo-netブログのお仲間でもある。現在の精力的な活動については『麻里圭子 花 夢 愛 公式 ブログ』に譲るとして、今回は、ぼんくらが少年時代に麻里さんから受け取った宝物と思っている『かえせ!太陽を』に焦点を絞りたい。
 昭和46年(1971)にゴジラシリーズの第11作『ゴジラ対ヘドラ』が公開され、観客動員数174万人の大ヒット作となった。ヘドロで汚染された田子の浦港から生まれた怪物ヘドラとゴジラが対決するという、公害を扱った画期的な作品だった。
 当時、公害は大きな社会問題だった。イタイイタイ病や水俣病、四日市ぜんそくを始めとして、大都市では光化学スモッグや日照の問題など、高度経済成長のひずみが環境汚染の形をとって日本全土を覆っていた。ぼんくら少年も甲州街道沿いを走りまわっていたせいか気管支ぜんそくでエラい目に遭ったけど、当時の都市部や工業地帯に住んでいた子供たちは大なり小なり公害に冒されていたんじゃないだろうか。それほど公害は身近な脅威だったのだ。だからだろうか、ぼんくら少年は『ゴジラ対ヘドラ』の内容はじきに忘れちゃったのに、公害に対するプロテスト・ソングといっていい主題歌はいつまでも忘れることがなかった。それが麻里さんの歌う『かえせ!太陽を』だったのだ。

ヘドラ1.jpg1 水銀 コバルト カドミウム
  鉛 硫酸 オキシダン
  シアン マンガン バナジウム
  クロム カリウム ストロンチュウム
  汚れちまった海 汚れちまった空
  生きもの皆 いなくなって
  野も 山も 黙っちまった
  地球の上に 誰も
  誰もいなけりゃ 泣くこともできない
  かえせ かえせ かえせ かえせ
  みどりを 青空を かえせ
  かえせ かえせ かえせ
  青い海を かえせ かえせ かえせ
  かえせ かえせ かえせ
  命を 太陽を かえせ かえせ

ヘドラ2.jpg2 水銀 コバルト カドミウム
  鉛 硫酸 オキシダン
  シアン マンガン バナジウム
  クロム カリウム ストロンチュウム
  赤くそまった海 暗くかげった空
  生きもの皆 いなくなって
  牧場も 街も 黙っちまった
  宇宙の中に 誰も
  誰もいなけりゃ 泣くこともできない
  かえせ かえせ かえせ かえせ
  みどりを 青空を かえせ
  かえせ かえせ かえせ
  青い海を かえせ かえせ かえせ
  かえせ かえせ かえせ
  命を 太陽を かえせ かえせ

  唄:麻里圭子 作詩:坂野義光 作曲:真鍋理一郎 編曲:高田弘志

 どうだろう。あからさまな公害に代わって、得体の知れない環境破壊がじわじわと身辺を脅かし始めている現在でも十分に通用する歌じゃないだろうか。38年前の歌が再び警鐘を鳴らしている。


■かえせ!太陽を■




■ヘドラをやっつけろ■




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