ウォークマンが出た! [テクノロジー]
バイトをするようになると当然、物欲にも火が点いていろんなものを買うようになるよね。高校生や大学生の頃にバイトのお金で買ったもので何か覚えているものはある?
ぼんくらオヤジは、もっぱらバイトのお金を旅行の資金にしていたので物品の購入に充てることはあんまりなかったんだけど、ひとつだけ鮮明に覚えてるのは、昭和56年(1981)の春休みにソニーの『ウォークマン』を買ったことだ。
当時のウォークマンだから当然カセットで、オプションのバッテリーパックも単一アルカリ電池を2本ブチ込むというヘビーなものだったけど、これと併用すると60時間は音楽が楽しめるというスグレモノでもあった。ぼんくらの買ったものは写真のWM-2型で、通算で250万台を出荷するという大ヒットを記録した。
昭和54年(1979)7月に初代ウォークマンが発売されてから、ぼんくらはこれが欲しくて堪らなかったんだよね。だって、場所と時を選ばずに好きな音楽が聴ける携帯型のステレオ・プレイヤーなんて、レコードとバカでかいラジカセしかなかった時代には夢のようなアイテムだったんだもん。人並みに音楽好きだったぼんくらは、たちまちにしてウォークマンの虜になり、アルバイトで稼いだ生活費を切り詰めて購入資金を貯め始め、半年後に遂に念願のウォークマンを手に入れたのだった。
通信社のメッセンジャーボーイのバイトをしていて、時給も当時としては破格の800円近くは貰っていたし、どうにもならなければ電車で30分の実家に転がり込めばいい身だったので実入りはそんなに悪くなかったんだけど、それでもオプションも併せれば4万円にもなるわけで、やっぱりカンタンに手の届く代物じゃなかった。
しかもお金が貯まり、嬉々として買いに行ったら現物がないので予約してくれとのこと。足を棒にして都内のソニーショップを点々としてみたけど結果は同じで、泣く泣く幼馴染みの家で経営していたソニーショップで予約。手もとに届くまでは1ヶ月近くも待たされちゃった。
だから物を受け取った時の感動といったらなかったね! 下宿に戻る時間ももどかしかったので歩いて数分の自宅に小走りで向かい、家族が見守る中で箱を開けた。コンパクトなボディとその軽さに、操作ボタンのデザインの斬新さに、ダイダイ色のヘッドフォンに、オプションの電池ボックスに、いちいち家族全員が、
「おお~っ」
震える手で単三電池を2本、本体に装填し、家に転がっていた適当なカセットテープをセットしてヘッドフォンをかけ、再生ボタンを押す。
「おおお~っ」
こんなコンパクト・プレイヤーのどこからこんなに豊かで臨場感のある音が出てくるのかと再び感動。とはいっても、周りの家族にはシャリシャリとしたおとしか聞こえていないので、ぽかんと口を開けてこちらを観ているだけ。間の抜けた光景だったろうね(笑)
「聴いてみれっ、みれっ!」
感動のあまり何語だか分からない言葉でヘッドフォンを回すと、音を聴いた家族がいちいち、
「おおお~っ」
老若男女に関わらず感動するだけの技術を持っていたんだ。時代もここまで来たのか、みたいな。
そんなこんなで1ヶ月ほど経ったある日、再び実家を訪ねたぼんくらは、ひっくり返るほど仰天してしまった。居間のソファで父が見馴れたオレンジ色のヘッドフォンをしてイビキをかいていたのだ。もちろんその先にあったのは…。
ぼんくらオヤジは、もっぱらバイトのお金を旅行の資金にしていたので物品の購入に充てることはあんまりなかったんだけど、ひとつだけ鮮明に覚えてるのは、昭和56年(1981)の春休みにソニーの『ウォークマン』を買ったことだ。
当時のウォークマンだから当然カセットで、オプションのバッテリーパックも単一アルカリ電池を2本ブチ込むというヘビーなものだったけど、これと併用すると60時間は音楽が楽しめるというスグレモノでもあった。ぼんくらの買ったものは写真のWM-2型で、通算で250万台を出荷するという大ヒットを記録した。
昭和54年(1979)7月に初代ウォークマンが発売されてから、ぼんくらはこれが欲しくて堪らなかったんだよね。だって、場所と時を選ばずに好きな音楽が聴ける携帯型のステレオ・プレイヤーなんて、レコードとバカでかいラジカセしかなかった時代には夢のようなアイテムだったんだもん。人並みに音楽好きだったぼんくらは、たちまちにしてウォークマンの虜になり、アルバイトで稼いだ生活費を切り詰めて購入資金を貯め始め、半年後に遂に念願のウォークマンを手に入れたのだった。
通信社のメッセンジャーボーイのバイトをしていて、時給も当時としては破格の800円近くは貰っていたし、どうにもならなければ電車で30分の実家に転がり込めばいい身だったので実入りはそんなに悪くなかったんだけど、それでもオプションも併せれば4万円にもなるわけで、やっぱりカンタンに手の届く代物じゃなかった。
しかもお金が貯まり、嬉々として買いに行ったら現物がないので予約してくれとのこと。足を棒にして都内のソニーショップを点々としてみたけど結果は同じで、泣く泣く幼馴染みの家で経営していたソニーショップで予約。手もとに届くまでは1ヶ月近くも待たされちゃった。
だから物を受け取った時の感動といったらなかったね! 下宿に戻る時間ももどかしかったので歩いて数分の自宅に小走りで向かい、家族が見守る中で箱を開けた。コンパクトなボディとその軽さに、操作ボタンのデザインの斬新さに、ダイダイ色のヘッドフォンに、オプションの電池ボックスに、いちいち家族全員が、
「おお~っ」
震える手で単三電池を2本、本体に装填し、家に転がっていた適当なカセットテープをセットしてヘッドフォンをかけ、再生ボタンを押す。
「おおお~っ」
こんなコンパクト・プレイヤーのどこからこんなに豊かで臨場感のある音が出てくるのかと再び感動。とはいっても、周りの家族にはシャリシャリとしたおとしか聞こえていないので、ぽかんと口を開けてこちらを観ているだけ。間の抜けた光景だったろうね(笑)
「聴いてみれっ、みれっ!」
感動のあまり何語だか分からない言葉でヘッドフォンを回すと、音を聴いた家族がいちいち、
「おおお~っ」
老若男女に関わらず感動するだけの技術を持っていたんだ。時代もここまで来たのか、みたいな。
そんなこんなで1ヶ月ほど経ったある日、再び実家を訪ねたぼんくらは、ひっくり返るほど仰天してしまった。居間のソファで父が見馴れたオレンジ色のヘッドフォンをしてイビキをかいていたのだ。もちろんその先にあったのは…。
■ヒューバート・カーの "Angel 07" バージョン 1985年■
http://www.youtube.com/watch?v=x1sZxdcPDSQ
■初代チョロ松バージョン 瞑想する姿が印象的でしたね♪ 1987年■
http://www.youtube.com/watch?v=IKzNIP1x1R4
■初代チョロ松バージョンのパロディ by 志村けん 年代不明■
http://www.youtube.com/watch?v=ODJeNKxJgR8
この商品は画期的なものでしたね。
商品名が世界中に広まったものとしても記憶に止めるべきものでした。
友達も素早く手に入れて、楽しんでました。
現在では、これでも大きいサイズということになるのでしょうか?
by ファジー (2010-03-20 17:04)
今でも箪笥の最上段の何でもボックスに
思い出と一緒に仕舞っていますよ。
空楽(父)
by 空楽 (2010-03-20 17:50)
とうとう私の時代の近代に突入か?爆
by みゆきママちゃん (2010-03-20 18:52)
名前を忘れましたが当時のソニーの技術部長は社長に呼ばれ、かまぼこ板のような一枚の木の板を手渡され、この大きさで作れといわれたそうです。部長はその板を持ち帰り、荒川の土手で呆然と眺めて過ごしたという逸話が残っています。
ソニーの発想は切りつめてあの大きさになったのではなく、はじめからあの大きさで作ることを根っこに置いていたんです。他のメーカーが置いて行かれたわけですね。
by Mineosaurus (2010-03-20 19:11)
2台ほど購入しましたが
私のは何代目のウォークマンだったのでしょう?
ラジオも聴けたヤツでした
by やっくんたっくんのパパ (2010-03-20 20:38)
BCL派だったオイラに、クラスメイトが
衝撃をもたらした電化製品がウォークマンでした。
ステレオってこんなんだ!って実感したのが
何を隠そうウォークマンだったのです。
当然、ナケナシのお年玉はウォークマンになったのです。
近所の床屋のオヤジに自慢をした時に
そんなチッポケなくせにハイファイ・サウンドか!
と言われ、またまた初めて耳にする単語
ハイファイ・サウンドが妙に気になったオイラでした!
by VooDoo-Boogie (2010-03-20 20:47)
偶然ですね。
たった今、現代の薄っぺらで小さいウォークマンに
英会話のCDをコピーし終わったところです。
この手のもの、MD位までは何とかついていけたのですが、
今はもう取扱説明書と首っ引きでも、分かりません。
カタカナ文字の専門用語が多くて、納得したそばから
忘れていきます。[__あせあせ]
この記事の頃のウォークマンくらいが良かったですね。
今のは、部屋のどこかに置き忘れたら、
小さくて見つかりそうもありません。[__モバQ]
by やなぎはっか (2010-03-20 22:27)
ウォークマンとファミコンは画期的でしたね。
当時バイトもしていたし、音楽大好きでしたが、ウォークマンは高くて何となく手が出ませんでした。
その後しばらくして出てきたAIWAの類似品を買ったのでした。
by たろす (2010-03-20 23:21)
街を歩きながら聴くと、スクリーンの主人公になったような気分でした。
危険なんですけどね。
by tateichi_m (2010-03-21 00:34)
そうですか~おやじさま。
初代が昭和54年ですか~
音楽も好き。家電も好きなのに、
ウォークマンにご縁がないのは、何故?と
ずーっと思ってました。54年と55年は
人生の転換期。就職と結婚の年。
音楽といえば、園児の好きな戦隊物の歌や
アニメソングや童謡を覚えるのに必死の頃。
今ふと考えると、ウォークマンを
使って歌詞を覚えりゃよかったんだ~
by ケセパタちゃん (2010-03-21 00:38)
あの頃は良かったです。電気店の内勤に成った頃で、店頭で応援のアイワの社員さん等と店先の街頭マイク片手に次々と売れた。ウォークマンは当時の日々の売り上げに貢献しました。毎日ノルマが20台以上でした。
by ヤマケン (2010-03-21 02:15)
19日に学生時代の友人との飲み会があり、偶然にもウォークマンの話になりました。
当時初代型を買った者が居て、順番に音を聞かせて貰ったなぁなんて話をしたばかりです。
確か外からテープが見えていた様な記憶があります。
その友人の子供も来ていましたが、ウォークマンの名は今も残っているので知っていましたが、カセットテープを知りませんでした。
もの心ついた時には、CD、MDだったんですねぇ。
こっちは今でもついレコード屋さんって言ってしまうのに(^^ゞ
by neko5 (2010-03-21 04:33)
懐かしいです^^
いつもウォークマンで聴きながら高校へ通学したのを思い出します・・・
by mayu (2010-03-21 17:26)
[メール]ファジーさん、80年代のCMで松田聖子が「軽ぅ~くかんじる」とウォークマンを持ってるバージョンがあったんですが、これが聖子の顔半分が隠れるぐらいの大きさで、ちょっとビックリしちゃいました。当時はこれでも信じられないぐらいの大きさだったんですがねぇ^^;
http://www.youtube.com/watch?v=T-_oqSvUy7Q
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:35)
[メール]空楽父しゃん、思い出は大切にしたいですね、動いても動かなくても♪
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:36)
[メール]みゆきママさん、突入しちゃいましたか♪ これからしばらくはこの辺の時代のものを取り上げる予定でいますよ^^ いろいろ教えてくださいね。
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:36)
[メール]Mineosaurusさん、まず完成形のビジョンがあり、それにあわせて技術を生み出していったんですね。右脳型というべきか、凄いですねぇ! 飛躍をもたらす智恵の一端を垣間見る思いです。貴重なエピソードをありがとうございました♪
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:36)
[メール]やっくんたっくんのパパさん、ウォークマンにFMラジオがついたのは昭和57年(1982)のWM-F2ですが、それ以降のものでしょうか? 81年から83年にかけては機能拡張期で、レコーディング機能やラジオ機能などのオマケがウォークマンについていきました。それ以前に出したラジオ専用機が全然売れなかった反動だったみたいです(笑)
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:36)
[メール]VooDoo-Boogieさん、BCL派バンザイですね♪ ぼんくらも短波放送に夢中になった時期がありました。ラジオオーストラリアの日本語放送とかドイチェベレのジングルを雑音の中から聴き取っては感動していました。夢がありましたよね^^ ハイファイサウンドについては、大人になってから、50年代には既にそうした概念が訴求されていたことを知って驚いたのを覚えています。なにかそうした用語のひとつひとつにワクワク感を覚える時代でした。
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:37)
[メール]やなぎはっかさん、仰る通りで小型軽量化もいいんですが、小さすぎても問題がありますよね! ぼんくらがいちばんそれを痛感したのは、デジカメが小さく小さくなっていった時のことでした。写真が撮りにくいのなんの、それじゃ小さくて持ち運びに便利だといったって本末転倒じゃないかと思ったんです。やっぱり適当な大きさは必要じゃないんでしょうか。
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:37)
[メール]たろすさん、ウォークマンも含めてSONYの製品は、いいのは分かっていても手が出ない高級品でしたよね^^; ぼんくらもウォークマンの購入に際しては一大決心で望みましたもん(笑)。買う前には憧れてたのに、いざ買ってみると大したことはなかったって製品も少なからずある中で、ウォークマンは心底「買ってよかった♪」と思えるものでした。AIWAの製品もいろいろありましたが、あれも良かったんじゃないでしょうか。たしか「カセットボーイ」っていいましたよね。高校生になった弟が持っていたのはそれだったと思うんだけど、ちょっと記憶があやふやです^^;
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:38)
[メール]tateichiさん、周囲から遮断された音楽環境で街を歩くと何ともいえない高揚感がありましたよね♪ たしかに危険なんですが、若者にとってはこたえられない感覚でした(笑)
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:38)
[メール]ケセパタちゃんさんにとっては超多忙でアミューズメントとは無縁の時期だったんですねぇ! いえいえ、その時期に得られたものからすればウォークマンなんてゴミみたいなもんです、本当に! ぼんくらが半年の労力を費やして手に入れたウォークマンも、数年後にはドイツのユースホステルで盗まれる運命にありました^^;
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:38)
[メール]ヤマケンさんは既に今に繋がる電気店のお仕事をされていたんですねぇ! アイワということはカセットボーイでしょうか? たろすさんもお買いになったようですが、ウォークマンと並んで2大双璧でしたねぇ♪ それにしてもノルマ20台とは凄いなぁ(笑)。たぶん当時の売れ行きならあっさりクリアできたんでしょうけど^^;
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:39)
[メール]neko5さん、大学に持っていったりすると「ちょっと聴かして」コールでしたね、たしかに(笑)。窓が付いているのは初代とWM-3以降、大きめの窓になったのは聖子ちゃんのCMでお馴染みのWM-20ですかね。ぼんくらの息子たちもそうですが、平成生まれはもはやCD、MD世代ですよね。そして今ではiPodやMP3プレイヤーの世界。ウォークマンもそちらになりました。レコード屋どころかCD屋さんも消えようとしていますねぇ^^; 音楽はネットで買うものとなりつつあります。
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:39)
[メール]mayuさん、高校に通う途中でウォークマンで音楽を聴いてる姿が目に浮かぶようです。さりげない日常の思い出ですが、かぎりなく愛おしいですねぇ! 胸がキュンとします^^
by ぼんくらオヤジ (2010-03-21 18:41)
確かに当時レコードプレーヤーとラジカセの時代でしたね。
ポケットに入るステレオプレーヤーなんて
夢のような機械ですね。
今ではポケットどころかイヤホンの方がデカイ状態ですね。笑
カセットテープはあるがデッキが無い・・・笑
by 権左ヱ門 (2010-03-21 18:57)
原田知世ちゃんが東芝のウォーキーのCMに出た時
大急ぎで買いに行きました。
ウォークマンも何台も買い換えましたね~。
by k_iga (2010-03-22 09:11)
[メール]権左ヱ門さん、本体をいじる前にイヤホンをどうにかして貰いたいと思いませんか(笑)? ぼんくらも高価なBluetoothのワイヤレスヘッドホンを使ってるんですが、いまひとつしっくりこなくて参ってます。もしいいのがあったら是非、ご紹介ください♪ カセット、たしかにぼんくらも持ってるんですがデッキがありませんねぇ(笑)。実家には父の使っていたAKAIのデッキがあるんですが、わざわざ狭い名古屋の住まいに持ってくるほどの需要もないし^^;
by ぼんくらオヤジ (2010-03-22 16:57)
[メール]k_igaさん、知世ちゃんのウォーキー、忘れてました! 昭和59年(1984)でしたよねぇ、デザインが秀逸だったと思います。どのバージョンだったかは忘れちゃいましたが、厚みこそあれ本体がカセットよりも小さいボディが出た時は本当に驚きました。難があったようで短命でしたが、あんなアイデアを実現させた東芝は、やっぱりスゴいメーカーだと思います♪
by ぼんくらオヤジ (2010-03-22 16:58)
tumi 26108
ミリタリー 時計 http://www.watchsrespsible.com/
by ミリタリー 時計 (2013-09-27 08:12)
セイコー ブライツ
パネライ スーパーコピー http://www.watchsimaginary.com/
by パネライ スーパーコピー (2013-09-27 08:12)