『キャプテン・スカーレット』を覚えてる？

　一世を風靡したイギリスの人形劇『サンダーバード』と、実写版サンダーバードに近い構成の『謎の円盤ＵＦＯ』の間に『キャプテン・スカーレット』という人形劇があったのを覚えてる人、いる？
　パッと見には『サンダーバード』そっくりなんだけど、パネルを操作する手なんかに実写が盛り込まれていて、ホントに人形と実写の中間だったことがよく分かる。
　あまり知られてないことなんだけど『サンダーバード』はアメリカでは全然ウケず、失地回復にの制作チームが満を持して送り込んだのが『キャプテン・スカーレット』だった。でも、肩に力が入り過ぎたというべきか、内容が恐ろしくややこしくて、アメリカはおろか前作が爆発的にヒットした日本でもまったく人気が出ず、キャラクター製品のライセンスを取得していた模型メーカーのイマイと玩具メーカーのバンダイが経営危機に陥るというオマケまでついてしまう。結局、イマイは倒産しちゃったけどね。
　台詞に連動して目や唇を動かす『スーパーマリオネーション』という当時としては画期的な技術も、『キャプテン・スカーレット』の失敗に引きずられるように終焉を迎える。日本の放送時期でいえば1966年の『サンダーバード』に始まり『キャプテン・スカーレット』で終わる68年までのたった２年間のことだったけど、スーパーマリオネーションはボクらを心から楽しませてくれた。そして大人になった今でも鮮やかに心に刻み込まれている。

■オープニング日本語版■

■オープニング英語版■

　

タグ：キャプテン・スカーレット サンダーバード スーパーマリオネーション

コメント 6

覚えてます!!不人気だったのか〜
結構おもしろかったような記憶が……
by ねこのこね (2009-07-18 18:50) 

この辺はツボもツボ　どツボです(笑)
ジョー90なんかも見てましたよ。
こまかな内容は良く覚えてませんが......
割とオトナ的なストーリーで子供には難しいのもあった様な気がします。
ITC全盛期ですね。
by s-img (2009-07-18 19:22) 

ねこのこねさん、面白かったですか！
実はぼんくらも大ファンでした。
最終回なんて悲しくて仕方がなかったなぁ（TOT）
by ぼんくらオヤジ (2009-07-18 21:58) 

s-imgさん、ジョー90も面白かったですねぇ！
子供が主役だったし、息もつかさぬスパイ戦がホントに
面白かったです（＾＾）
これに比べるとキャプテン・スカーレットは複雑怪奇な
ストーリーでした。それでも十分に楽しめたと思うんですが、
興行的に失敗しちゃったのは残念でしたねぇ。この辺の
エピソードを調べると、ITCの消長をつぶさに見る思いが
しますね。
by ぼんくらオヤジ (2009-07-18 22:11) 

はじめまして。
「キャプテン･スカーレット」、子どもの頃、見ていました！
でも、内容は忘却の彼方・・・。（＾＾；
どうしても、「サンダーバード」の方が、レディ・ペネロープや執事のパーカーがいて面白かった感が強くあります。
キャプテン･スカーレットの人形タイプのボトルのシャンプーを使っていたことは、しっかり覚えているんですけど・・・。（笑）
by びっけ (2009-07-19 16:50) 

びっけさん、ご訪問ありがとうございます♪
ぼんくらも同じで、面白かった記憶はあるんですけど、
内容が全然思い出せないんです（＾＾；；；
サンダーバードは覚えてるのに、ヘンですよねぇ。
Wikiによると（以下、丸写し）、

「2068年、地球防衛機構スペクトラムの火星探検隊が火星の異星人ミステロンの基地を発見、監視カメラを攻撃兵器と誤認し基地を破壊。ミステロンは破壊された物質を復元し不滅にする力＝ミステロナイズを持っており、火星基地を瞬時に復元した後、地球人を好戦的とみなし絶滅を宣言、火星探検隊の隊長ブラック大尉をミステロナイズし地球に送り込む。地球連邦大統領の護衛に付いたキャプテン・スカーレットもミステロナイズされスパイにされたがスペクトラムとの戦闘でロンドン展望塔から転落、そのショックで人間の理性を取り戻す。不死身の力とミステロンを察知する力を得たスカーレットはスペクトラムの切り札としてミステロンに戦いを挑む」

っていうんですけど、思い出しました？　ぼんくらは全然ダメ（笑）　
それにしてもキャプテン・スカーレットのボトルって、
結構キモくなかったですか？（笑笑）



by ぼんくらオヤジ (2009-07-19 18:18)